自分は耳が聞こえていて、かなえたい夢がある。
でも両親は耳が聞こえなくて、あなたの才能を理解することができない。
このような状況だったら、あなたは何を感じるでしょうか?
「CODAあいのうた」は聴覚障害を抱える家族と、家族のなかで唯一耳が聞こえる主人公の物語です。
今回は、CODAあいのうたのあらすじ(ネタバレなし)と、CODAあいのうたのように聴覚障害がテーマの映画やドラマ・アニメ・漫画作品についてご紹介いたします。
「CODAあいのうた」のあらすじ(ネタバレなし)

2014年に公開されたフランスの映画「エール!」のリメイク作品の「CODAあいのうた」は、舞台をアメリカのマサチューセッツ州グロスターに置き換えています。
CODA(Children of Dear Adults)は、耳が聞こえない両親に育てられた子どものことで、本作の主人公のことを指しています。
主人公である高校生のルビーは両親と兄の4人家族で、マサチューセッツ州の漁港で暮らしていました。
家族のなかで唯一耳が聞こえるルビーは、家族の通訳係として家業である漁業を毎日欠かさず手伝っていました。
高校の新学期が始まると、ルビーはひそかに憧れているクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選びました。
合唱クラブの顧問であるヴィラロボス先生はルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学バークリーを受験するように強くすすめます。
しかし両親はルビーの歌声を聞くことができない聴覚障害を抱えているので、ルビーの才能を信じることができずに猛反対。
ルビーは夢を諦めて家族を選んで進学を諦めました。
しかし父は思いがけない方法でルビーの歌声に触れることになります。
「CODA」とは先ほどお話ししたように聴覚障害を抱える親に育てられた子どもという意味ですが、もう一つの意味は、「楽曲や楽章の終わりや曲中の大きな段落をしめくくる部分」という意味があり、次の章が始まるという意味もあわせてもった作品タイトルになっています。
CODAあいのうたがみられるのはどこ?

CODAあいのうたは2022年1月21日に上映され、2〜3月頃まで上映されていると予想されます。
全国の映画館で見ることができるようになっており、洋画作品なので日本語字幕の上映にも対応しているので、幅広い方々が楽しむことができる作品です。
期間を空ければ動画配信サービスでも配信されるようになりますが、アメリカでは劇場上映されず「Apple TV+」のApple Originalで独占配信されています。
日本では劇場上映されているので日本を含む対象地域や国ではCODAあいのうたはAppleTV+で視聴できません。
少し時期を空けて動画配信サービスでCODAあいのうたが配信されるまで待つようにしましょう。
聴覚障害者がテーマの映画やドラマ・漫画・アニメ作品

「CODAあいのうた」のように、聴覚障害がテーマの作品はたくさんあります。
映画やドラマの他に漫画やアニメも多く、障害の有無を問わずに楽しめる内容になっています。
ここからは、聴覚障害がテーマの漫画・アニメ作品、映画・ドラマ作品と、日本映画作品を字幕付きで見る方法についてご紹介いたします。
聴覚障害がテーマの漫画作品
- ふつうな僕らの
- ゆびさきと恋々(れんれん)
- 王様ランキング
- CODA-コーダ-〜手話が嫌いだった私が手話通訳士になった理由〜
聴覚障害者の方にとって小説は文字だけで物語を理解することが難しいことが多いですが、漫画であればイラストと文字の両方で効果音などをすべて視覚から理解することができるので欠かせないツールです。
最近ではスマホやタブレットなどで読める電子書籍で漫画を楽しめるようになり、ご紹介した4作品も電子書籍サービスを利用して読むことができます。

聴覚障害がテーマのドラマ・映画・アニメ作品
電子書籍サービスで漫画をスマホやタブレットで楽しめるようになった現代では、動画配信サービスのサブスクを利用して同様に映画やドラマ・アニメを楽しめるようになっています。
動画配信サービスで楽しめる聴覚障害をテーマにした映画・ドラマは、「筆談ホステス〜母と娘、愛と感動の25年。届!わたしの心〜」と「雨鱒(あめます)の川」の2作品です。

洋画であれば英語字幕版の作品を視聴することで、どの動画配信サービスでも日本語字幕に対応させることができますが、先ほどの2作品は邦画なので、基本的には日本語字幕に対応していません。
しかし「Netflix」と「Hulu」であれば、邦画に日本語字幕を対応させることができます。
これは「バリアフリー字幕」と呼ばれるもので、Netflixで600作品以上、Huluで180作品以上の映画やドラマ・アニメに日本語字幕をつけることができます。

まとめ

2022年1月21日に日本で上映開始されている「CODAあいのうた」は、障害の有無を問わず楽しめる映画になっています。
洋画なので動画配信サービスで配信されるようになれば、日本語字幕をつけて自宅で好きなときにCODAあいのうたを楽しめるようになります。
CODAあいのうたのように聴覚障害をテーマにした作品は多く、そのなかでおすすめの作品について記事内で紹介した合計6作品です。
映画の場合は邦画なので、「Netflix」と「Hulu」であれば日本語字幕に対応させることができます。
現状、動画配信サービスごとにバリアフリー字幕への対応は分かれていますが、さまざまな言語の吹き替えや、どの作品にもさまざまな言語の字幕がつけば、幅広い方々が動画作品を楽しめるようになるのではないでしょうか。