聴覚障害がテーマのドラマや映画作品は?手話で楽しむ以外に日本語字幕を日本の作品に対応させる方法

聴覚障害者の方は、ドラマや映画を楽しむときは、字幕を対応させたり、作中の登場人物の口の動きや手話で楽しむという方が多いですが、どちらかというと字幕を対応させているでしょう。

テレビで放映されているドラマや映画では、ほとんどの場合で日本の作品に日本語字幕を表示させることができますが、動画配信サービスなどのサブスクでは日本の作品に日本語字幕を表示させることが限られてきます。

そこで今回は、サブスクで楽しめる聴覚障害がテーマのドラマ・映画作品と、サブスクで日本の作品に日本語字幕を対応させる方法をご紹介いたします。

目次

サブスクで楽しめる!聴覚障害がテーマのドラマや映画作品は?

聴覚障害者が登場するドラマは数多くありますが、その中でもドラマや映画・アニメなどの配信サービスで配信されている作品は限られます。

作中には聴覚障害者の登場人物が、手話や筆談などで懸命にコミュニケーションをとりながら、力強く生きる様子が描かれており、観ている側が勇気をもらうことも多いです。

そこでここからは、AmazonプライムビデオやHulu、Netflixなどのサブスクで視聴できる、聴覚障害がテーマのドラマ・映画作品を2作品ご紹介いたします。

筆談ホステス〜母と娘、愛と感動の25年。届け!わたしの心〜

青森県出身で、1歳の頃に患った髄膜炎によって聴覚障害を抱えることになった斉藤里恵さんの半生をつづったベストセラー書籍「筆談ホステス」を、主演 北川景子さんが演じるドラマ作品。

作中、成長した里恵は、厳しく育てようとする母に反抗的で、学校には友達がおらず、居場所を見失っていた。里恵の兄は、いつも里恵を暖かく見守っており、心の支えになろうとしてくれていた。

生きる目的を見失うことが多い里恵は、ある日クラブのママである杏子に出会い、クラブに勤めるようになる。

クラブでは客と会話することでコミュニケーションを取ることが前提となる接客方法だが、里恵は聴覚障害があるため筆談で接客を行いながら、才能を開花させていく。

次第に里恵は「日本一のホステス」を目標に、生存競争の激しい東京の銀座を目指して上京。

里恵の心の強さと優しさ、「文字の美しさ」によって、いつしか「銀座No.1ホステス」と呼ばれるまでに里恵は成長する。

雨鱒の川

主人公の心平は、早くに父を亡くした8歳の少年。

自然豊かな土地で絵を描くことが好きで、幼馴染の小百合は聴覚が不自由だか、心平と意思が通じ合う。

ある日、心平が描いた雨鱒(あめます)の絵がパリの絵画展で特賞に選ばれる。しかし、祝賀会の夜に母は雪道に倒れてしまい、そのまま息を引き取ってしまった…。

心平は成長して14歳になり、小百合の父の高倉の酒蔵で働きながら、高倉の計らいで絵を描くために東京に行くことになる。

東京に上京してしばらくした頃、雨鱒の川も小百合もいない土地で、何も描けない心平の故郷から、小百合の結婚を知らせる手紙が届いた…。

聴覚障害者がドラマや映画をサブスクで楽しむ方法

聴覚障害がテーマのドラマや映画作品は、さまざまな動画配信サービスのサブスクで視聴できますが、日本の作品を聴覚障害者の方が視聴したい場合、日本語字幕がつけられなくて困った経験がある方が多いのではないでしょうか。

先に結論を言うと、日本の作品に日本語字幕をつけられるのは「Hulu」と「Netflix」のみです。

ここからは日本のドラマや映画作品に、HuluとNetflixで日本語字幕をつける方法や、どちらを選べば良いのか、料金や配信作品数について解説していきます。

「hulu」と「Netflix」は日本の作品に日本語字幕をつけられる

コスパの良さを重視して、Amazonプライムビデオを利用している方が多いですが、Amazonプライムビデオは日本の作品に日本語字幕をつけられないことが多いです。

海外ドラマや映画であれば問題ありませんが、日本のドラマや映画作品を楽しめないので、ここでは「Hulu」と「Netflix」をおすすめします。

まずHuluでは、「字幕ガイド」が設定されている一部の日本ドラマや映画で、日本語字幕を利用することができます。

全ての日本のドラマや映画に対応はしていませんが、スマートフォンとタブレットであれば、作品再生中に画面右上の「歯車マーク」をタップして、「字幕ガイド」をONにすることで日本語字幕を利用することができます。

【参照】(スマートフォン/タブレット)字幕ガイドの使い方

Netflixの場合は、Huluのように字幕付き作品のみ検索することができないので、どうしても日本作品以外の洋画やアニメも混ざってしまいます。

しかしNetflixは多くの作品で、場所や言語設定によって最適な5〜7言語から字幕を選ぶことができます。

Netflixで日本のドラマや映画作品に日本語字幕をつける方法は、作品を再生中にスマートフォンやタブレット・パソコンの場合は、画面をタップして「吹き出しのマーク」を選択することで、言語オプションが下の方に表示されるので選ぶことができます。

【参照】字幕、キャプション、副音声の使用方法|Netflix

「hulu」と「Netflix」はどちらが良いの?

料金作品数日本作品に日本語字幕
Hulu1,026円
※14日間の無料体験あり
7万本以上あり
Netflix・ベーシック:900円
・スタンダード:1,490円
・プレミアム:1,980円
非公開あり

HuluとNetflixを比較する際に気になる、料金と作品数、日本作品に日本語字幕の対応について上記の表にまとめました。

日本の作品に日本語字幕対応は、ここまでお話ししてきた通りHuluとNetflix共に対応しています。

料金は、Huluの料金プランは1つだけなのでとてもシンプルですが、Netflixは3つ料金プランがあります。

Netflixの料金プラン「ベーシック」は、アナログテレビ同様の画質で、同時視聴端末数はゼロ、つまり1つのデバイスで楽しみたい方向けの料金プランです。

続いて「スタンダード」はデジタル放送と同等の画質で、同時視聴端末数は2台まで。「プレミアム」はUHD、4K画質で、同時視聴端末数は4台までになっています。

作品数についてはNetflixは非公開になっていますが、海外ドラマや映画・オリジナル作品が多いので、聴覚障害者の方で日本のドラマや映画以外も楽しみたい方におすすめです。

Huluは7万本以上の配信数で、日本テレビ系列の動画配信サービスなので、日本テレビの作品を多く取り扱っています

日本のドラマや映画だけではなく、見逃したバラエティ番組なども楽しみたいという聴覚障害の方におすすめです。

また、Huluは日本アニメに日本語字幕をつけられる作品数が、Netflixよりも多いという情報もあるので、ご自身が楽しみたい作品の系統に応じて、HuluやNetflix化を選んでみましょう。

まとめ

聴覚障害がテーマの日本のドラマ・映画作品で、動画配信サービスで楽しめる作品は「筆談ホステス」と「雨鱒の川」の2作品です。

これらの聴覚障害がテーマの作品は日本の作品なので、動画配信サービスによっては日本語字幕をつけることができない場合がありますが、HuluとNetflixであれば日本の作品の多くに日本語字幕をつけることができるので、ぜひ利用してみてくださいね。

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