自宅近くの手話サークルは初心者もOK?入会するメリットや3つの選び方

市区町村の広報誌やホームページ、SNS、あるいはポストに手話サークルのチラシが入っていたので、自宅近くの手話サークルの存在を知った方も多いのではないでしょうか。

手話を学びたいと思っている方にとって、手話サークルは手話を実践を交えながら学ぶことができる貴重な場です。

また聴覚障害者にとっては、聴覚障害者同士、あるいは健聴者との貴重な交流の場にもなるので、困っていることや他愛のない話をしに通うこともできます。

そこで今回は、自宅近くの手話サークルに初心者から通っても大丈夫?入会するメリットや、自宅近くの手話サークルの選び方について解説していきます。

目次

手話サークルは初心者OK?近くのサークルに入るメリット

手話を学びたいと感じている人は、自宅近くに手話サークルを見つけたら入会したいと思いますが、「自分は手話サークルに馴染めるだろうか?」「みんなについていけるだろうか?」と不安が絶えないと思います。

ここから詳しくお話ししますが、手話サークルは初心者を歓迎しているところが多いので、初めて手話を学ぶ方も緊張せずに入会することができます。

ここからは、近くの手話サークルに入るメリットについて解説していきます。

基本的に初心者歓迎だから気軽に入れる

自治体が運営する手話サークルや、地域の手話サークルなど、手話サークルは様々ですが、基本的に初心者歓迎の手話サークルが多いです。

せっかく手話サークルに入会しても、馴染めなくて一人孤立してしまうのは避けたいと感じている方が多いと思います。

しかし「手話を勉強したい」と思って手話サークルを訪れている人を断る理由はありませんから、初めて手話を学ぶ方も気を楽にしてサークルに入会することができます。

聴覚障害者や手話学習者と知り合いになれる

手話サークルは、聴覚障害者の方や健聴者の方が在籍しています。

健聴者の方が日常生活を過ごしていると、なかなか聴覚障害者の方と知り合いになる機会が少ないと思うので、手話サークルに入会して聴覚障害者の方と知り合いになることができます。

また、手話サークルには趣味で手話を学んでいる方から、本格的に手話を学んで実際に手話通訳を行っている手話通訳者・手話通訳士などの方とも知り合いになれるチャンスがあります。

実践を通して手話を学ぶことができる

手話に限らず、何かを学びたいと感じたら実践を通しながら学んだほうが、確実に身に付きます。

これは、情報を取り入れるインプットと、情報を放出するアウトプットを繰り返すことで、脳がインプットした情報をより深い層に記憶として情報を残すことができるからです。

手話は言葉を聞いて、同時進行で手話を行うことが必要な高度な技術が必要なので、近くの手話サークルで実践を交えながら手話を着実に身につけていきましょう。

近くの手話サークルの選び方で大切な3つのこと

自宅近くの手話サークルに初心者から通う前に、選び方の時点で大切なことが3つあります。

  1. 見学をしてから入会する
  2. 自分の手話に対する熱意と近いかどうか
  3. 手話サークルの目標を知る

この3点について、ここからは解説していきます。

1.必ず見学してから入会する

近くの手話サークルごとに、雰囲気や目標が異なります。

そのため、近くの手話サークルを見つけたら、初心者も気兼ねなく入会できる雰囲気かどうか、楽しく通い続けられるかどうかなどを知るためにも、事前に見学をしておくと良いでしょう。

手話サークルによって、初心者歓迎ではない、ある程度手話ができる人が入会する手話サークルも存在しています。

そのため手話サークルの活動日時に電話や、ホームページがあればホームページ上から問い合わせて、手話サークルの見学予約を取るようにしましょう。

2.自分の手話に対する熱意と近いかどうかを確認する

手話サークルごとに雰囲気は様々です。

手話演劇を通じて、みんなで協力して一つの作品を作り上げる手話サークルがあれば、聴覚障害者と健聴者のコミュニティの場になっている手話サークルや、初心者歓迎の手話学習の場など様々。

そのため、手話を勉強するために手話サークルに入ったのに、結局はおしゃべりしているだけだった、ということもありえます。

自分がどんな手話サークルに入会したいのかイメージを固めて、自分の手話に対する熱意に近い手話サークルかどうかも、手話サークルに入会する前の見学の時点で確認しておくことをおすすめします。

3.活動内容を確認する

手話サークルの雰囲気だけではなく、手話サークルの活動内容に自分が興味を持てるかどうかも重要なポイントです。

手話を勉強してどうなりたいのか、手話通訳や手話通訳士を目指すのかなど、手話サークルごとの目標について知っておくと、イメージ違いのミスマッチが起こるのを防ぐことができます。

手話を学ぶなら「手話講習会」に通うことも検討しよう

手話講習会とは、手話の基礎から手話を学ぶことができる講習会のことで、自宅近くで検索すると複数の手話講習会の団体がヒットする場合が多いです。

手話の単語や、指文字と呼ばれる表現、手話で会話する際に気をつけるべきことなど、実践的なところから教えてくれるので、手話初心者に優しい講習会です。

手話サークルでも初心者に対して手話を丁寧に教えてくれるところもありますが、聴覚障害者と健聴者のコミュニティの場や、手話演劇など活動内容が手話サークルごとに様々なので、自分の手話に対する熱意や目標に自宅近くの手話サークルが合わない場合は、手話講習会も検討してみましょう。

個人講習会などの場合は、年間数十回の講習会があり、受講費用は3万円程度〜であることが一般的です。自治体が実施している場合は、無料で受講できる場合もあります。

手話講習会をまずは体験してみたい場合は、自治体の手話講習会が気軽に参加できることが多いので、市区町村のホームページや電話などで確認してみると良いでしょう。

まとめ

自宅近くの手話サークルに入会することで、「初心者歓迎だから気軽に入会できる」「聴覚障害者の方と知り合いになれる」「実践を交えながら手話を学ぶことができる」というメリットがあります。

手話サークルを選ぶときは、「必ず見学をしてから入会する」「自分の手話に対する熱意と近いか確認する」「手話サークルの活動内容に興味を持てるかどうか確認する」の3つの選び方で手話サークルを選ぶことで、イメージ違いのミスマッチを防ぐことができます。

自宅近くの手話サークルが、自分の手話に対する熱意と違う、活動内容に興味を持てない場合は、自治体や個人が実施している手話講習会に参加する方法もあります。

自分に最適な方法で手話を学んでみましょう。

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